2024.10.08 大人のための歯ぐきケア
10月に入り、気候もすっかり秋らしくなってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、風邪などひかれないよう気を付けてください。
突然ですが問題です。
市販されているハミガキ剤は法律に照らし合わせると、
「化粧品」「医薬品」「医薬部外品」「日用雑貨品」どれに当てはまるでしょう?
ハミガキ剤は歯とお口の清掃効果を高めるためのものです。
「効率よく歯垢(プラーク)を除去する」「歯垢を付着しにくくする」
「ステイン(着色汚れ)を取り除き、本来の歯の色を保つ」「歯質を強化してむし歯を予防する」
「口臭の除去・予防」など、効果はさまざまです。
現在国内で市販されているものは法律上、「化粧品」または、「医薬部外品」です。
そして全商品の役90%は「医薬部外品」に分類されます。
つまり、ハミガキ剤の大半は、薬用成分による効能・効果が認められているのです。
だからこそハミガキ剤は、歯とお口の状態や目的などにより、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
特に歯周病罹患者が増え始める30~40代はハミガキ剤を見直す適期と言えます。
歯周病を予防するために、歯ぐきの血行促進や引き締め、歯ぐき細胞の活性化や殺菌などに
役立つ薬用成分に注目してみましょう。
トラネキサム酸…出血を防ぐ・コラーゲンを壊れにくくして歯肉炎・歯周炎を防ぐ
アラントイン…歯ぐき細胞を活性化して歯肉炎・歯周炎を防ぐ
IPMP(イソプロピルメチルフェノール)…殺菌作用で歯肉炎を予防
酢酸トコフェロール(ビタミンE)…血行を促進して歯肉炎・歯周炎を防ぐ
デキストラナーゼ…歯垢を除去し付着を防ぐ
ポリリン酸Na…歯石の沈着を予防する
フッ化ナトリウム…資質を強化してむし歯を防ぐ
オーラルケア用品は、自分の歯や歯ぐきの状態にふさわしいものを選んで使うことが大切です。
特に大人世代は、歯ぐきのケアを意識しましょう。
ハミガキ剤やハブラシの特長を活かした丁寧な歯磨き習慣こそが、歯ぐきケアのカギになります。